突然ですがムラタさん。
美容ディーラーとの付き合い、取引はありますか？
勿論です！
材料の仕入れ以外にも美容業界や最新の商材の情報を教えてくれますからね。
結構たよりにしてますよ。
なるほど。 私自身は、現在仕入れに関しては美容ディーラー50%、ネットでの仕入れ50%くらいです。 美容ディーラーが主催の講習、イベントなどはほぼ行きません。
ひと昔前に比べて、現在では美容ディーラーと取引をするメリットは明らかに減っています。
1人美容室なら尚更です。
この記事では、1人美容室が美容ディーラーに頼りすぎない方が良い理由をお伝えします。
1人美容室経営には深い付き合いの美容ディーラーが必須だと思ってるあなたに必見の内容ですよ。
1人美容室が美容ディーラーに依存してはダメな理由4選
どうして美容ディーラーに頼ったらダメなんです？
頼ったらダメではなく”頼り過ぎ”がダメなんです。
その理由を4つほどお伝えしますね。
- 美容業界の昔と今は違う
- 美容ディーラーは美容室の1人経営を勧めない
- 美容ディーラーはコンサルではない
- 仕入れ先の多様化
美容業界の昔と今は違う
美容師である僕が、最近思う事があります。
何ですか？
今までの美容業界は美容ディーラーに頼り過ぎていたと思う。
そして美容ディーラーを信用しすぎてた…
昔はそれで良かったんでしょうね。（カリスマ美容師全盛の美容業界が景気が良かった頃）
でも今は違う。
美容ディーラーの営業マンの質が色々で、正直お付き合いしててマイナスなディーラーも存在します。
もちろんディーラーの営業マンみんながそうではないです。
実際に今お世話になってるディーラーの担当者さんにはすごく感謝してます。
そもそも1人美容室に美容ディーラー担当者の店舗訪問って本当に必要？
週に1回決まった曜日に、特に用事もないのに必ず訪問する担当者さんいますよね。
居ますね。
気にかけてくれてる感じがしてありがたいです。
でもそれって本当に必要ですか？
用事があればともかく、コミニュケーション目的ならLINEで良いですよね。
スタッフが多い店なんかだったら、まあそれもアシスタントの接客の訓練などに良いんでしょう。
でもね、1人美容室の場合はどうでしょうか？
確かに。
自分が対応しないといけない…
結構大変なんですよね。
お客さんがいる時なんかだと、一旦手を止めないといけない。
しかも美容ディーラーの訪問時間って、なんで向こうの都合なの？って最近思うんです。
美容室のお客様はきちんと予約をいれるのに、美容ディーラーは当たり前のように突然来るんです。
本来ならアポを取るのが筋。
もしくわ空気を読んでサラッと資料を置いてくとかね。
今の僕の担当さんはそうしてくれてるので助かります。
今までの美容業界、美容室と美容ディーラーの付き合い方はそれが普通でした。
でもそう行った部分を当たり前だと思ったら駄目なんですよね。
1人美容室の場合は特にです。
基本、美容ディーラーは1人美容室経営を勧めない
僕が昔お付き合いしてたディーラーの質の悪い担当者にいつも言われてた言葉があります。
”職人美容師になってはダメ”
当時僕は、まだ1人美容室にすると決めていませんでした。
スタッフが入っては辞めての繰り返し。
1人でやってく方が良いのかなって迷い始めた僕に、当時の担当者がそう言ってきました。
さらには多店舗展開を強く勧めてきました。
これ当然なんですよね。
毎年新卒を採用して次々に店舗を増やすような取引先の方が、ディーラーの売り上げは上がりますからね。（担当者の営業成績も上がります）
講習、新人研修の利益も見込めますし、出店となれば設備、美容機材、細かな消耗品の購入もあります。
その他、内外装業者の仲介などもありますね。
スタッフが独立ともなれば、そこでも恩恵が受けられる可能性もあります。
これが1人美容室をひたすら続ける僕のような美容師だと…
ディーラーの売上はそこまで増えませんね。
だからディーラーは1人美容室を絶対に勧めません。（1人美容室のデメリットばかり言って来ます）
美容ディーラーは経営コンサルタントでは無い
美容ディーラーって情報も沢山くれるのでそれはメリットでは？
そうでしょうか？
美容ディーラーから入る情報ってせいぜい流行ってる他店の状況とか、よく売れてる商品の情報くらいですよね。
まあ…そうですね。
それなのに、何故か美容業界を知ってる風に言ってきませんか？
大した情報も持ってない、現役の美容師でもない、かと言って集客のプロな訳でもない。
そんな人がいかにも知ってる風に言ってるだけの情報に、今までの美容師は踊らされてきました。（商材や講習を買ってもらうための情報ね）
美容ディーラーは美容室のコンサルではないことを忘れないで下さい。
※全てのディーラーさんが当てはまるわけではありませんのでご注意を。
仕入れ先の多様化
昔、美容業界が景気が良い時は美容ディーラーとの信頼関係を作ることが最優先されてました。
それは何のために？
例えば商材の割引とか、いち早く情報をもらうためですかね。
僕が20代の頃働いていた美容室も例外ではありませんでした。
付き合いのある美容ディーラーの気分を害さないことに結構気を使ってた気がします。
”美容ディーラーと太いパイプを作っておいた方が今後の経営に有利なことが多い”
そんな風に思ってる美容室経営者が多かったんでしょう。
今は時代が変わりました。
ディーラーに媚びを売ったところで、なんのプラスにもなりません。
だから仕入先を決めるのは単純明快。
同じものなら一円でも安く買える仕入れ先。
勿論ネットでの仕入れも含めて。
でもそれだと業界の情報収集が…
今は令和ですよ。
情報なんてSNSやオンラインサロン、ユーチューブでも沢山得られます。
安いところで仕入れをして、最新の情報はネットを使って自分で収集しましょう。
念を押して言いますが、美容ディーラーが悪だとは言ってません。
僕自身、すごく助かってる営業マンの方もいますし、美容ディーラーを通して仕入れてるお陰で、物流が成り立ってる商品もあります。
ただこの記事で伝えたかったのは、美容ディーラーだけに依存する時代では無いって事です。
上手く使い分けるべきです。
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まとめ
- 美容業界の昔と今は違う
- 美容ディーラーは1人美容室経営を勧めない
- 美容ディーラーは経営コンサルタントではない
- 仕入れ先はコスト最優先でOK
この記事がどこかの1人美容室様の役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。