私たち美容師は長い間この業界にいる間に、”美容室とはこう言うもの”というスタンダードができてしまってます。
1人美容室を経営すると決めた時、お手本とするのがそれまで勤めていた美容室だったりする場合も多いはずです。
それだと1人美容室では失敗します。
チームで対応する美容室とマンツーマンで対応する1人美容室は全く別物です。
この記事では、1人美容室を成功するために見直すべきことをお伝えします。
1人美容室になってもこれまでと同じやり方をしてる人は必見です。
1人美容室は業界の3つの当たり前をやめるべき
1人美容室ならではの課題はたくさんあります。
その中でも私が実際にやってみて効果の高かったことを3つ紹介します。
この3つの事はかなり多くの美容室では当たり前に取り入れてることです。
そのため、やめてしまう事で不利になるんじゃないかと考える方も多いと思います。
私自身もそうでした。
それでも思い切って実行した結果、良い循環が生まれました。
では1人美容室が止めるべきことを3つ紹介します。
- 学割をやめる
- 電話予約をやめる
- 新規割引をやめる
学割をやめる
学生さん割引やカットの子供価格などは1人美容室では無い方が利益がでます。
明確な目的があっての学割なら良いのですが、そうじゃないのなら今すぐにやめるです。
1人美容室、もしくはフリーランス美容師さんが担当できるお客さまの数には限りがあります。
月に100万円の売り上げを上げようと思った時に、欲しいお客さまは学生さんではありません。
学割が1人美容室には不要なことは明確ですよね。
電話予約をやめるべき
1人美容室で予約手段が電話のみの人は今すぐ見直すべき。
急に電話予約をゼロにすることは難しいとは思います。
今後は少しずつでもネット予約に移行すべきです。
とはいえ、1人美容室でネット予約を導入していない人もまだまだ多い印象です。
ネット予約の導入に踏み切れないのは以下の内容が大半です。
- そこに費用をかけたくない
- 電話予約とのダブルブッキングが心配
- 年配のお客様が使いこなせるか疑問
私の経験上、実際にネット予約を導入すると、これらの心配は全く無駄なことが分かります。
費用は導入するサービスによっても違いますが、1万円前後で導入できます。
電話予約が減ることで、1人美容室オーナーの雑用は大幅に減ります。
このメリットを考えると1万円ははっきり言って安い!
電話予約とのダブルブッキングは私自身も心配していたのですが、実際にやってみるとほぼ問題ありませんでした。
今ではお客様の90%以上がネット予約を利用してくれるので当然ダブルブッキングなんてありません。
それどころか店で電話がかかってくること自体がほぼ無くなりました。
店内は静かだし、お客様をお待たせして電話対応することもほぼありません。
ほとんどの方がネット予約を利用してくれています。
もう電話いらないんじゃ…
って思ってるくらいです。
新規割引をやめるべき
新規割引よりも顧客の方を優遇すべきです。
1人美容室で成功したいのなら、新規客を増やすことよりも失客をいかに減らすかが重要です。
これまでの美容業界のスタンダードな割引得点と言えばこうですよね。
- 新規の方に限り20%割引
- 新規の方限定で商品プレゼント
このような新規集客の場合、お得感に釣られて新規客が集まります。
1人美容室が欲しい新規客の属性とは違います。
先ほども言ったように、失客を減らせばそこまで多くの新規客は必要なくなります。
そうなれば、新規の来店には若干ハードルを上げても問題ありません。
当然、初回の割引は必要ありませんし、なんなら初回料金を別で頂く方が自然だと思います。
1人美容室は万人受けを狙ったら失敗する
確かに言ってることは分かるけど…
学生さんは少しでも安い方が嬉しいだろうし…
スマホとか苦手な年配のお客様もいるし…
割引だって少しでもあった方が…
そう思うのも分かります。
でも考え方を変えてみてください。
- 学生さんでも学割要らないから上手な人にカットしてほしい人
- 年配の人でも電話予約しかできない店を不便だと考える人
- 割引いらないのでしっかり利益を出して新しい商品や技術を取り入れて欲しい人
このようなお客様も必ずたくさんいます。
1人美容室は薄利多売は絶対にダメなので、上記のようなお客様に絞って集客すべきです。
言い方は厳しいかもしれませんが、価値観に合わないお客様は捨てる覚悟が必要です。
とはいえあなたのことを気に入ってくれているお客様なら、こちらに合わせてくれる方も多いはず。
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まとめ
- 1人美容室で成功したいならこれまでの常識に囚われてはいけない
- 改革することは勇気が必要だけど絶対に必要
- 全てのお客様に合わせてしまうと本当に欲しいお客様を逃してしまう
この記事がどこかの1人美容師さんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。