カット料金の決め方が分かりません。
カット料金の決め方は色々ありますがおすすめは需要と供給のバランスで決める方法です。
この記事では1人美容室のカット料金の決め方についてお話しします。
これからカット料金を決める、または今後カット料金の値上げを検討している1人美容室様は必見です。
カット料金は需要と供給のバランスで決める
結論から言います。
1人美容室のカット料金は需要と供給をみて決めましょう。
どういうことですか?
これは世の中ではすごく普通のことなのに美容室業界ではそうでもない。
マスクを例にすると分かりやすいですね。
コロナ禍でマスク価格は一時期上がりましたよね。
価格が上がった理由はマスクを買いたい人に大してマスクの数が少なかった。
そしてマスクの供給が落ち着いて来ると価格は通常通りに戻ってきました。
これが需要と供給。
これをカット料金に置き換えてみましょう。
- マスクを買いたい人=あなたにカットをしてほしい人
- マスクの数=あなたが対応できるお客様の数
こう考えるとカット料金の決め方はシンプルで大丈夫なことがわかります。
それに状況に応じてカット料金が変わることだって不自然ではありません。
それで言うと1人美容室は比較的高めの料金であるのが自然なんです。
理由は1人で抱えられるお客さまの数には限りがあるから。
おすすめなのは人気が出るほどに金額を上げていく方法です。
例えばBという1人美容室があるとします。
この1人美容室の抱えられる顧客数が300人とします。
仮に新規オープンの時が顧客0人だとします。
その場合、例えばオープニングのカット料金を5000円とします。
2年ほど頑張った頃に、顧客数が100人ほどになりました。
その時はカット料金は5500円に。
そのまた2年後、顧客数が200人になりました。
その時はカット料金は6000円に。
そのまた3年後、顧客数はついに300人に。
基本的にはこの300人のお客様に通っていただければ経営は安定してる状態です。
この状態なら新規客は月に数名で大丈夫ですよね。
ここまできたらカット料金を7000円に。
ついには3ヶ月先まで予約が埋まるようになりました。
こうなったらカット料金は1万円でも良いでしょう。
つまり予約が受けられる枠に対して予約を入れたい人の数がお多ければ多いほどにカット料金は上がる。
世の中では全く普通のことですよね。
でも何故か美容室って新規のお客様を割引する傾向なんです。
何年も通ってくれてるお客様は定価なのに、クーポンサイトなどでは”新規客に限り20%引き”なんてクーポンがほとんど。
1人美容室から美容業界を変えていくのも良いかもしれません。
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【分かってますか?】1人美容室のあなたの価値は思ってる以上に高い
ダイナミックプライシングは取り入れるべき
ここ数年、ダイナミックプライシングという言葉をよく聞きます。
ダイナミックプライシングとは、条件によって商品やサービスの価格が変動すること。
分かりやすい例は、ホテルの料金などですね。
繁忙期の宿泊料金と閑散期の宿泊料金は当然違いますよね。
最近だとユニバーサルスタジオの入場料でもダイナミックプライシングを導入しています。
ダイナミックプライシングは業界によっては昔から当たり前のようにあった価格設定ですが、美容室ではほとんど聞いたことがありません。
私自身の考えは、今後は美容室でもダイナミックプライシングは導入すべきだと思います。
- 土日は割増料金
- 12月、3月、7月などは割増料金
- 事前予約と当日予約で料金を変える
例を挙げるとこのようなことが思いつきます。
土日料金などは今すぐにでもやるべきです。
対応できる客数が限られる1人美容室なら、尚更ダイナミックプライシングは相性が良いですね。
1人美容室の良くないカット料金の決め方
カット料金の決め方で1人美容室がいちばんやってはいけない方法わかりますか?
分かりません。
それは周辺の美容室に合わせることです。
この方法でカット料金を決めてる時点で、価格競争に加わってしまいます。
1人美容室は絶対に価格競争に巻き込まれてはいけません。
自分の価値を自分で決めるべき。
地域の美容室のリサーチなど必要ありません。
”自分のカットにはこのくらいの金額を頂きたい”
これがカット料金を決める唯一の方法です。
自分の価値と先ほど説明した需要の供給のバランスで決めましょう。
1人サロンのカット料金についてラジオ(スタンドFM)でもお話ししてます。
下のボタンからどうぞ!
まとめ
- 1人美容室は今までの価格の決め方ではダメ
- 1人美容室のカット料金は比較的高価格であるべき
- 1人美容室はダイナミックプライシングを導入すべき
この記事がどこかの1人美容室様の役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。