1人美容室のような個人店ってお客様からいろんなお願いされることが多いんですよね…
例えば?
定休日にカットしてほしいとか…
営業時間外にやって欲しいとか…
1人美容室の場合スタッフがいるわけではないので、自分が頑張れば良いだけだから無理な要求を受けがちなんですよね。
でも本来は1人美容室こそ徹底してダメなものは断るべきなんです。
この記事では1人美容室が接客面で目指すべき方向性についてお話しします。
お客さんとの距離感に困ってる1人美容室のオーナー様は必見の内容です。
このページの目次
1人美容室は頑固オヤジのこだわりラーメン屋を目指すべし!
結論から言います。
1人美容室が接客面で困った時に目指すべきは”頑固オヤジのこだわりのラーメン屋”です。
え??
どういう事ですか?
わがままなくらいに客層を絞るということです。
お店のコンセプトをより具体的にして共感してくれる人だけ来てくれたら良いという考え方。
そうする事で自分という美容師を気に入ってくれる可能性の高いお客様が集まってくれます。
逆にリピート客にならない可能性の高い新規客は来ません。
結果、リピート率が上がり満足度も上がります。
具体的には何をしたら良いんでしょう?
頑固おやじのラーメン屋を思い浮かべればわかりますよ。
頑固おやじのラーメン屋の接客はこんな感じ。
- ルールを守れない客は来店拒否
- 気の利いたサービスはなく美味いラーメン作りに集中
- ウチのラーメンが嫌いなら来なくて結講
ではこれを美容室に置きかえて説明します。
店のルールを守れない方はお断り
例えばウチの店だとこんなルールがあります。
- 時間厳守
- 連絡なしのキャンセルは次回以降予約をお断り
- カット中は足を組まない
- カット中は雑誌を読まない
- カット中は寝ない
- こちらに非がない場合のやり直しはいっさいしない
- 1人で待つことができない子供は連れてこない
これらのルールを守ってくれない人は来店拒否をします。
気の利いたサービスはなく美味いラーメン作りに集中
これもウチの店を例に挙げると
- ドリンクサービスなし
- お世辞や気の利いた会話はなし
- サービスのマッサージなし
髪を綺麗にするという目的のこと以外のサービスがほぼありません。
これは嫌がらせをしてるわけでもなく、髪を綺麗にすることに僕が集中したいだけです。
ウチのラーメンが嫌いなら来なくて結講
ヘアスタイルに関しても、お客様の要望はもちろん聞きますが自分が良いと思わないことはやらないのがベスト。
自分の作るヘアスタイルのテイストはこうだとできるだけ明確にしてる方がいいです。
そのことが嫌な方は他の美容室に行った方がいいと考えます。
1人美容室が抱えることができる客数には限りがある
さっきから色々聞いてるとお客様に上から目線で失礼な感じもしますが…
全ての方にファンになってもらう事なんて無理なんです。
だったら最初からふるいにかけた方がお互い幸せなんですよ。
1人美容室が対応できる客数は限界があります。
1日せいぜい4、5人。
月で100人くらいですよね。
そう考えると1人美容室が抱えることができる顧客数はせいぜい300人くらいでしょう。
この300人の中に熱狂的なあなたという美容師のファンを何人抱えられるかでその後の1人美容室人生が左右されます。
これが1人美容室がお客様を選ぶべき理由です。
客を選ぶ事でいい循環が生まれる
頑固おやじのラーメン屋を目指すということは、言い方を変えたら”お客様を選ぶ”という事です。
お客様を選ぶとお店にいい循環ができてきます。
具体例を紹介しますね。
例えば待ち時間が嫌な客がいるとします。
自分が遅刻をしては待ち時間に対しても文句が言えなくなるので、そのタイプの方はほぼ遅刻はしない。
そういった方が集まればお互いにいいことが多い。
顧客のほとんどが遅刻をしない。
待たせることも減るため満足度も上がる。
いいサイクルが生まれる。
まとめ
- 1人美容室はわがままなくらいにお客様を選べば良い
- その目安はがんこオヤジのラーメン屋を参考に
- お客様を選ぶことでお客様にも美容師にもメリットがある
この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。